赤ぶどう葉

赤ぶどう葉とは

フレンチパラドックスという言葉で、赤ワインに含まれているポリフェノールの健康効果(動脈硬化や心臓病のリスクを減らす)が注目され、日本でも赤ワインブームが起きましたが、赤ぶどう葉には赤ワイン以上のポリフェノール類が含まれています。ヨーロッパのワイン農家では古くから赤ブドウの葉を健康茶として飲んだり、葉そのものを料理に混ぜて食用にしてきました。

赤ぶどう葉の抽出物には血管保護作用があることが認められており、フランスやドイツでは医薬品としても扱われ、静脈疾患の治療などに用いられています。

赤ワインや、赤ブドウ葉に含まれるポリフェノール類は、体内で抗酸化物質として働き、老化防止や生活習慣病の改善に効果があることはよく知られていますが、赤ブドウ葉に含まれるポリフェノールとしては、特にアントシアニン類とリスベラトールが注目されています。

アントシアニン類は赤ブドウ葉の特有成分で、強い抗酸化作用を持ち、血管の保護、血液循環の改善、動脈硬化の予防に効果があります。リスベラトールは、ブドウ樹が真菌や紫外線から身を守る為に産生するファイトケミカルの一種で、灰色カビ病が発生したときに感染の拡大を防ぐ成分として単離されました。葉に最も多く含まれ、次いで果皮、種子にも存在しますが、果肉中にはほとんど認められていません。リスベラトールは、人間の体内で悪玉コレステロールを減らし、血管の炎症や血栓の形成を抑える働きがあると考えられています。また、イリノイ大学の研究所グループが、リスベラトールにマウスの皮膚がんを抑制する効果があるという論文をアメリカの科学誌「サイエンス」に発表して注目を集めました。このほか、がん細胞の成長に必要な新生血管の増殖に際して、リスベラトールは腫瘍からの血管成長因子の放出を抑えるという報告もあります。

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