イノシトール

イノシトールとは

イノシトールはビタミンB複合体でビタミン様作用物質の一種です。人のあらゆる細胞内に存在して重要な役割を担う糖質で、脂肪肝を防ぐと共に、胃腸の正常な運動を維持する作用があります。脂肪肝、肝硬変の治療薬に使われているほかに、栄養ドリンク剤や乳児の粉ミルクなどにも配合されています。

イノシトールは米ぬかや小麦胚芽など、穀類・野菜類に多く含まれています。そのほかに体内でも合成されるので、普通の食生活をしていれば、欠乏症の心配はほとんどありません。

イノシトールには6箇所のリン酸基結合部位があり、リン化合物に変化します。結合する個数によってイノシトール1リン酸からイノシトール6リン酸まで、6種類のリン酸化イノシトールが合成されますが、生体内ではそれぞれ異なった役割を担っています。このうち別名でフィチン酸と呼ばれているイノシトール6リン酸は、がん細胞の発生と増殖をコントロールする働きがあるとされています。

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