ファイトケミカル

ファイトケミカルとは

植物の色素や香気成分に含まれている微量化学物質を総称してファイトケミカルといます。ファイト(phyto)はギリシャ語で植物由来のという意味があります。フィトケミカルとも発音されます。

ファイトケミカルはほかの栄養素と異なり、体の組織やエネルギー源となったり、また、ビタミンやミネラルのように体の機能を調整する栄養素ではありません。しかしファイトケミカルは、健康の維持に役立つことがわかってきています。ファイトケミカルには、抗酸化力のある物質が多くあります。

赤やオレンジ色の色素成分であるカロチノイド系では、人参などに含まれているβカロチン、トマトのリコピン、鮭やイクラ、藻などに含まれているアスタキサンチン、ワカメなど海藻にあるフコキサンチンなどがあります。強い抗酸化力をもつことで知られているポリフェノール系では、ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボン、緑茶のカテキン、うこんのクルクミン、ゴマのセサミノール、蕎麦のルチンなどがあります。また、ニンニクやたまねぎなどの刺激臭に含まれているイオウ化合物も、殺菌作用や解毒作用がある物質が多く認められています。

ファイトケミカルの効果効能については、従来の栄養学ではまだ体系的に説明されていません。しかし、ずば抜けた抗酸化作用を中心にして、栄養学の新しい波として研究が進んでいます。また、健康食品・サプリメント市場でもファイトケミカルを使用したサプリメントが多く出回っていて認知も進んでいます。

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